この記事では、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の利用方法のほか、ポートの場所について詳しく説明する。
LUUPは、首都圏を中心に展開され利用者が急増中だ。運営しているのは株式会社Luupで、電動キックボードと電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供している。2024年2月からは宮城県仙台市でもサービスの提供がスタートし、まずは60カ所のポートが設置された。
LUUP
これから仙台での利用を考えている人も、ぜひ参考にしていただきたい。
記事の目次
■LUUP(ループ)は仙台で使える?
仙台では2024年2月28日から約60のポート(貸出と返却を行う場所)を設置し、電動キックボード75台と電動アシスト自転車75台の稼働がスタートした。ポートの設置場所は随時拡大予定で、車両台数も随時追加予定としている。
なお利用料金は、税込みでライド基本料金50円+時間料金1分15円となっている。1分未満の端数部分は切り上げとなる。この料金は、LUUPがすでに展開している主なエリアでも3月1日から同様の設定となっている。ただし一部のエリアでは異なる料金体系になっている。
■LUUP(ループ)のポートは仙台のどこにある?
ポートは仙台中心部に設置されている。以下がポートの設置マップだ。
LUUPは2019年から複数回にわたり、仙台市内で電動キックボードの実証実験を行ってきた。その結果、仙台市では短距離移動のニーズがあることが分かり、特にバスなどの公共交通機関に依存しない移動手段の確保が、街の利便性・回遊性を向上するにあたって重要であると考えているという。
また観光・旅行のほか出張者の多い仙台市では、街なかを短距離・短時間で気軽に移動できるLUUPとの親和性が高いとも考えているようだ。仙台市には地下鉄があるものの、網の目のように多くの路線と駅があるというわけではない。これまでバスで移動していた層や、駅から目的地への移動に不便さを感じていた層が、LUUPを積極的に利用することになりそうだ。
■LUUP(ループ)のダウンロード・インストール手順
LUUPの公式アプリは、スマホがiPhoneの場合はApp Storeから、Androidの場合はGoogle Playからダウンロードする。
アプリを探す際は、「LUUP」や「luup」、「ループ」、「キックボード」、「バイクシェア」などのワードで検索すると出てくる。
LUUP
ダウンロード後に個人情報の入力やクレジットカードの登録を行う。なお電動キックボードを利用の際は、16歳以上であることを確認する年齢確認書類の提出と、新しい交通ルールテストに合格する必要がある。
【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)アプリのダウンロード・インストール方法は?」も参照。
■LUUP(ループ)の料金システムについて
利用料金は電動キックボード、電動アシスト自転車とも同額で、ライド基本料金50円に、時間料金1分ごとに15円が加算される仕組みになる。ただし一部、通常の料金体系と異なる都市・地域もある。
また同じく3月1日から新サブスクプランの提供がスタートしている。対象地域は東京、大阪市(近畿大学は対象外)、京都市(舞鶴市は対象外)、横浜、神戸市(ネスタリゾート神戸は対象外)、朝霧駅周辺、名古屋市、広島市、仙台市、福岡市、高松市。
月額料金は税込み980円で、ライド料金が30分ごとに200円となるシステムだ。サブスクプランに加入していても、通常料金の方が安くなるライドについては通常料金が適用される。
【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)のサブスク、月額料金はいくら?申込方法は?」も参照。
■LUUP(ループ)のクーポンについて
LUUPのクーポンとしては「初回限定クーポン」や「友だち招待クーポン」がある。
初回限定クーポン
初回限定クーポンは、初回限定で30分のライドが無料になるクーポンだ。クーポンコードは、公式アプリや公式LINEなどで紹介されている。有効期限は登録から約1カ月なので、忘れずに使用したい。
友だち招待クーポン
友だち招待クーポンは、友達を招待すると得ることができるクーポンだ。アプリから発行できる招待コードを友達に教え、その友達が初回のライドを完了させると、自分にも友だちにも30分のライドが無料になるクーポンが発行される。
そのほかにも、LUUPの公式LINEや公式X(旧Twitter)などでクーポンが配布されていることがあるので、定期的にチェックしよう。
【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)のクーポン情報まとめ!初回限定や各種割引も」も参照。
■LUUPポートを仙台市内で導入するには?
現在、仙台市内でポートを導入可能なオーナーを募集しており、相談を受け付けている。
ポート導入のメリットは、導入コストがゼロだということ、デッドスペースの収益化、放置自転車・違法駐車対策、集客・入居率の向上などが挙げられている。小売店や飲食店に設置すると、LUUPを利用する際に入店するかもしれない。また観光客などに向けてのサービスとしてホテルに設置するのも喜ばれそうだ。
【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)設置・導入で得られる収入は?メリットは?」も参照。
■LUUP(ループ)が使えるほかの都市はどこ?
LUUPは現在、大阪・横浜・京都・宇都宮・名古屋・神戸・広島・仙台・福岡で利用できる。
現在のポート数は10,000カ所以上と、「ポート密度」の高いサービスを提供しているLUUPだが、今後もポート数の拡大を行っていくようだ。展開エリアの拡大にも期待したい。
■次の展開エリアはどこだ!?
LUUPの東北初進出は仙台であった。雪が少ない仙台市は、電動マイクロモビリティの導入にぴったりの都市だと言えよう。杜の都・仙台に、エメラルドグリーンの車体が映えそうだ。
今後、東北でのエリア拡大はあるのだろうか。LUUPが今後どんな都市に進出するかにも注目だ。
LUUP
(初稿公開日:2024年2月18日/2024年11月1日)
【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)とは?料金・サブスクプランは?電動キックボードの使い方は?」も参照。