SUBARUの運転支援プラットフォーム「アイサイト」の新世代バージョンにおけるカメラベースのADAS(先進運転支援システム)機能の実現に向け、半導体メーカーの米オン・セミコンダクター(ON Semiconductor)のイメージセンシング技術が採用された。
オン・セミコンダクターが2020年9月30日までに発表した。「アクティブ・レーンチェンジ・アシスト」や「ドライバー異常時対応システム」などもついた新世代のアイサイトは、四輪駆動スポーツツアラー「レヴォーグ」の2020年モデルから搭載されるようだ。
SUBARUとオン・セミコンダクターは「死亡交通事故ゼロ」という目標を達成すべくタッグを組んでおり、前世代のアイサイトでもオン・セミコンダクターの技術が採用されている。
■ADAS向けにイメージセンサー製品を1.2億個以上出荷
オン・セミコンダクターは50年以上にわたり自動車市場での実績を持つ。イメージセンサー製品はADASアプリケーション向けに1億2,000万個以上を出荷している。
今年1月に開催された世界最大級の家電技術見本市「CES 2020」では、短・中・長距離のLiDARアプリケーション用に設計された「SPAD(単一光子アバランシェダイオード)アレイ」をデモ展示し、高解像度で広い視野を持つ特徴で注目を集めた。
CES 2020ではこのほか、1つのセンサーで長距離と中距離の両方を運用できるADAS用の新マルチモーダルレーダー機能「MIMO+」も発表している。
■両社で死亡交通事故ゼロの社会へ
「死亡交通事故ゼロ」という同じ目標を持ち、長く協力関係が続いているSUBARUとオン・セミコンダクター。お互いを重要なパートナーとしながら将来の死亡交通事故ゼロに向けた両社の取り組みに今後も注目だ。
【参考】関連記事としては「米オンセミ、高解像&広視野の「SPADアレイ」をCES 2020で展示 最新LiDAR技術」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 24, 2019