UberJapan好決算、NewsPicksのピッカーはこうコメント!

衛生面での指摘やアフターコロナを見据えた予測も



2020年5月21日、自動運転ラボでUber Japanの第8期決算(2019年12月31日現在)の決算公告の概要を記事で紹介後、NewsPicksで多くのピッカーからコメントをいただいた。


▼Uber Japan、2019年度決算は純利益162%増!Eatsが牽引?
https://newspicks.com/news/4922013

アメリカの本社Uber Technologiesが厳しい状況の中、ライドシェアを展開していない日本のUber Japanは利益を出し、しかもその伸びもめざましいことに注目が集まった。

今回はこのUber Japanの記事に寄せられたコメントをピックアップして紹介したい。

出典:決算公告
■Uber Japan社の第8期決算、純利益162%増

Uber Japan社の第8期決算では、当期純利益が前期比162%増の約3億3659万円、利益剰余金は5億4141万円と公表され、日本における事業が好調な様子が見て取れた。


Uberは日本ではライドシェアサービスを展開せず、フードデリバリー代行サービスであるUber Eatsやタクシー配車アプリ事業を展開している。

決算は2019年12月までの数字ではあるものの、新型コロナウイルスの影響下においても明らかにUber Eatsの存在感は増しており、2020年決算はさらなる利益増を果たす可能性は大きい。

■衛生管理についてはいっそうの徹底が必要との指摘も

具体的なコメントとしては、Uber Eatsに関し、「ヘビーユーザーでございます。2年間以上使いました。特に去年と今年から店舗数爆増し、タピオカや中華好きな人は本当に嬉しいです」「ライドシェアが芳しくない中、この決算すごいですね…」というコメントもある中、衛生管理についてはいっそうの徹底が必要という指摘もあった。

著名パティシエのピッカーは「随時アルコール消毒スプレーの取り扱い方を教え管理する仕組み作りやデリバリーの為の箱や袋といった方材の選定と管理を決めていかなければなりません」と、デリバリーのための包装に対する衛生面について指摘している。


そのほかにも、「専門店として、衛生も漏れなく対応することを忘れてはなりません。全く別の業態として考えや業務を改めなければ、食品事故等による本業自体の存続が危ぶまれます」といった指摘もあった。

夏場になり食中毒などが起これば飲食店にとっては大打撃になる。飲食店自体のデリバリーであれば責任の所在は明らかだが、Uber Eatsのようなデリバリー代行業者が間に入ることで責任の所在が複雑になることも考えられ、こういった問題への対処も考慮すべき点だろう。

■アフターコロナにおいては好調の状態が続く?

今回記事にした2019年決算とは直接は関わりはないが、いまのウィズコロナ期にUber Eatsが日本でよく利用されていることを踏まえつつも、アフターコロナまでこの好調ぶりが続くかどうかという点に言及している人も少なくなかった。

経営層のPickerからは、「今はコロナで実店舗との価格差も仕方ないと諦めてUberEatsを選択しているケースもあると思うが、UberEatsのフィーは正直タクシー呼んで宅配してもらってるようなものなのでかなり贅沢な利用方法」というコメントもあった。

また、外食ができるようになればUber Eatsへの依存度は低くなるのではないかという見方もある。

■【まとめ】競合の存在でUberJapanの今後は?

Uber Eatsの競合の伸びについて指摘するピッカーもいた。例えば、シェア事業を展開している企業の社長は「フードデリバリーの競合である出前館も、2018年9月期は売上54億円・営業利益8.3億円と利益を出せている」とライバル企業の好況を指摘している。

現在は業績が好調なUber Japan。今後も継続的に堅調な収益をあげていけるか、注目だ。

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【参考】関連記事としては「Uber Japan、2019年度決算は純利益162%増!Eatsが牽引?」も参照。


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