車載機器のAI(人工知能)音声認識技術を手掛ける米ニュアンス・コミュニケーションズは2019年8月6日、同社の自動車部門のスピンオフ(分社化)について発表した。新会社は車内における「没入型エクスペリエンス」の実現に注力するという。
新会社の名称は「Cerence Inc.」(セレンス・インク)。稼働日は10月1日。
報道発表によれば、音声やタッチ、ジェスチャー、感情、視線などの認識技術を結合し、自動車に乗るユーザーに対して「より満足できる、安全で、情報に満ちた、車内での楽しい時間を提供する没入型エクスペリエンス」(報道発表)を提供するという。
ニュアンス・コミュニケーションズはコネクテッドカー(つながるクルマ)向けの音声操作プラットフォームを開発するなど、次世代自動車向けのソリューションを扱う企業として世界的に注目をあつめている。
【参考】関連記事としては「米ニュアンス、車載向けAI音声技術を中国ジーリーに提供」も参照。
米ニュアンス、車載向けAI音声技術を中国ジーリーに提供 人間同士のような自然な会話が可能 https://t.co/YeQ4MP8F18 @jidountenlab #Nuance #AI #自動車
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 22, 2019