自動運転技術がテスラを5000億ドル企業にする——。米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、投資家への電話会談でこんなことを口にしたらしい。
テスラの現在の時価総額は420億ドル(約4兆6000億円)とされている。5000億ドル(約55兆円)企業への躍進のためには、いまの時価総額を10倍以上に膨らませる必要がある。
日本のトヨタの時価総額は現在2000億ドル(約22兆円)規模とされる。マスクCEOが口にしたことが本当なら、テスラの企業価値はトヨタを抜き、時価総額が5500億ドル(約60兆円)のFacebook級となる。
テスラは2019年5月に入り、最大27億ドル(約3000億円)の資金調達をする計画を発表している。テスラへの投資熱の高まりを受けたものとされる。
ただテスラは2019年1~3月期は3四半期ぶりに赤字を計上し、マーケットにネガティブな印象を与えた。そんな中でのマスクCEOの「5000億ドル企業」発言。どういった意図があるのだろうか。
【参考】関連記事としては「米テスラ、2020年に100万台規模で自動運転タクシー事業」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 23, 2019