ライドシェア月額200ドルプランの全容判明 ウーバー好敵手の米リフト提供へ

15ドル以下の乗車、30回まで無料に



アメリカライドシェア業界で巨人ウーバーの背中を追う米リフト(Lyft)社。同社が近々サービスの提供を開始するとみられる利用者向けの「月額プラン」の全容が、このほど明らかになった。


月額200ドル(約2万2000円)で、利用30回まで15ドル(約1600円)以下の乗車料金が無料になるというものだ。乗車料金が15ドルを超えた場合は、超過した分の料金を払う形となる。

仮に乗車料金が15ドルぴったりで毎日1回(月30回)利用した場合は、本来は1カ月の乗車料金の合計額が450ドルになるところが200ドルで済む計算となり、半額以下となる。

リフト社は2012年にアメリカで設立し、ウーバーが世界展開を加速させている時期にアメリカ国内で事業拡大を続けてきた。2009年に創業したウーバーに遅れてのサービス提供開始となったものの、既にアメリカ国内における存在感は大きい。

現地メディアの報道では、既にアメリカ国内のライドシェア業界においてリフト社がシェア35%を獲得しているとの情報もあり、最大手ウーバー1強時代とは既に言えない様相も呈している。リフト社は月額料金制の導入によって既存顧客の囲い込みを加速させたい考えだ。


【参考】アメリカのライドシェア業界シェアに関する最新情報は「ウーバー越え目指すリフト、シェア3割強を米国内で獲得か ライドシェア業界動向|自動運転ラボ 」を参照。

自動運転やライドシェア業界は日進月歩で技術開発やサービスの多様化が進む。その最先端の地の一つとも言えるアメリカ国内の業界動向に今後も注目していきたい。


関連記事