VWとフォードが包括提携に合意 自動運転やEV分野で協力

次世代自動車の競争力強化へ



ドイツの自動車メーカー大手フォルクスワーゲン(VW)と米フォードが2019年1月15日、包括提携に合意したと発表した。発表によれば、両社は技術や製品の相互供給を進めるなどし、2022年を目標に中型トラックを世界向けに、商用バンを欧州向けに販売する。


また、自動運転や電気自動車(EV)分野で協力する覚書を交わしたことも発表された。新技術の開発コストを協業によって抑える目的もあるとみられるほか、両社の技術を結集することで次世代自動車分野における競争力を高めたい考えとみられる。

自動運転分野では2018年12月にグーグル系ウェイモが自動運転車両を使った無人タクシーサービスの展開をスタートさせるなどし、技術開発に加えてサービス開発の分野でも今後競争が激しくなる見込みだ。

VWとフォードの今回の包括提携に関する発表では、こうしたサービス面での協力があるのかは定かではないが、無人タクシーなどの分野で両社が協力して欧米でサービスを展開する可能性もあり得そうだ。

【参考】関連記事としては「自動運転分野、日本や海外の「IT系×自動車メーカー」重要提携まとめ」も参照。



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