音声・画像認識ソフト開発を手掛ける米ニュアンス・コミュニケーションズの日本法人は2019年6月4日、ドイツ自動車大手BMWの車載AI(人工知能)アシスタント「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」に同社の技術が採用され、同アシスタントが「新型BMW 3シリーズ」に初搭載されることを発表した。
採用された技術はニュアンス・コミュニケーションズが開発する対話型AI。同社のオートモーティブ部門幹部であるステファン・オルトマン氏は「ごく自然に操作できる音声アシスタントを提供することは、ドライバーのロイヤルティとエンゲージメントを構築し、また、他社との差別化につながるエクスペリエンスを実現する鍵となります」としている。
報道発表では、同社の技術が搭載されたBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントについて紹介しており、アシスタントの起動ワード(ウェイクアップワード)がカスタマイズできることや自然な発話による機能操作が可能なことなどを強みとして挙げている。
発表によれば、ニュアンス・コミュニケーションズの自動車向けソリューションは2億5000万台以上の自動車に搭載されているという。トヨタ自動車もクライアントの一社だ。
【参考】関連記事としては「インドなまりに対応!米ニュアンス、賢すぎる「会話側AI」提供 上海汽車傘下「MGモーター・インド」へ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) May 7, 2019