地図情報大手の株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市/代表取締役社長:髙山善司)は2019年10月15日、シンガポール開催の「ITS世界会議2019」に出展し、MaaS向けと自動運転向けの地図データベースなどをそれぞれ紹介すると発表した。
MaaS向けの地図データベース「Mobility based Network」 を同社が対外的に公表するのは初。一つの空間上に鉄道や道路、歩行者ネットワークなどを表現しており、同社は「あらゆるモビリティ用途に最適化された交通ネットワークにより、各モビリティの接続点となる交通結節点が一元的に共有できる」と説明している。
自動運転向けとしては、3D(3次元)高精度地図データベース「ZGM-AUTO」 に関する展示を行う。このZGM-AUTOは2013年に初公開したものだが、新たに開発した同社のビューアーでより視覚的に表現したとしている。
このほか、ITS世界会議ではスマホ向け観光アプリ「WILLERS アプリ」における地図データの役割などを紹介するほか、カカクコムが展開する地域情報サイトと地図データの連携などについても来場者にアピールしたい考えだ。
ITS世界会議は2019年10月21日から25日まで。開催会場は「Suntec Singapore Convention and Exhibition Centre」で、ゼンリンは「JAPAN PAVILIONブース」内において展示を行う。
【参考】関連記事としては「ゼンリンの3D高精度地図データ、日産の「プロパイロット2.0」が採用」も参照。
ゼンリンの3D高精度地図データ、日産の「プロパイロット2.0」が採用 「自動運転技術の発展に貢献」 https://t.co/4htsPYRmT5 @jidountenlab #ゼンリン #日産 #地図
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) May 20, 2019