国土交通省、自動運転に対応する新しい車検制度を検討 2024年からスタートか

アプリを使って故障コードの有無検査





国土交通省は2019年3月17日までに、自動運転技術に対応した新しい自動車検査(車検)の方法として車載式故障診断装置を活用した検査手法の導入を検討する中で、今後の方向性についてまとめた報告書を公表した。







現在、自動車業界では自動ブレーキなどのADAS(先進運転支援システム)の導入が進んでいる。こうした技術は交通事故の抑止などに効果がある一方で、故障や誤動作が発生すると大きな事故につながる可能性がある。将来的に自動運転技術が導入されれば、より故障が重大な事故につながる可能性が高くなる。

しかし、現行の車検制度では機械的な部分の確認のみが行われており、電子装置の機能確認には対応していない。そこで国土交通省は2017年12月から「車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方検討会」にて自動運転技術に対応する車検について検討を重ね、今回の報告書に取りまとめた。

■新しい車検の方法では「OBD」を活用

報告書によると、新しい車検方法では車載式故障診断装置(OBD)が活用される。電子装置が故障を起こすと自動車に搭載したOBDに故障コードが記録される仕組みで、全国の車検場と整備工場で故障コードの有無が検査されたあと、その結果がインターネットで管理機構に送信され、最終的な判定結果が返ってくるという。故障コードの有無の確認は無料で提供されるアプリを使って行われるようだ。

検査対象には、自動ブレーキや横滑り防止装置などの運転支援装置や、車線維持や自動駐車など自動運転機能なども含む計画。検査開始時期は2024年とされている。

【参考】関連記事としては「国土交通省、自動運転車両への対応で車検制度改正へ」も参照。







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