観光プロモーション事業を展開するエスビージャパン株式会社(本社:福岡県福岡市/代表取締役:中元英機)は、月額料金制で観光・レジャー施設を利用できる観光周遊サービス「レジャー・ミー!」を立ち上げ、現在登録施設を募集している。2019年4月よりユーザー募集を開始する予定で、6月から九州・西日本エリアで稼働予定だ。
「レジャー・ミー!」はユーザーが一定の月額料金を払うと、設定された入場回数分好きな施設を利用できるサービスだ。遊園地、博物館、映画館やレンタサイクルなど幅広い施設があり、1か所ずつ支払うよりも安い料金で利用することができる。近隣の観光地を周遊することで、観光の活性化と地域の還元率を高めるのが狙いだ。
■MaaSやシェアサービスと連携へ
エスビージャパンは今後の事業展開として、2019年8月からMaasやシェアリングサービスなどのモビリティサービスと連携していくことを掲げている。地方の観光スポットは公共交通機関では行きづらい場所があるため、すべてのユーザーが自由に周遊するためには、電車やバスとライドシェアなどのシームレスな交通環境が必要となる。
レジャー・ミーでは2019年9月からは外国人旅行者の利用募集も予定しており、自家用車以外の移動環境整備がさらに重要となる。多言語対応のアプリを用意して経路検索や利用予約がスムーズにできるようにするなど、利便性のアピールも必要となってくるだろう。
Maasによる効率のよい移動が実装すれば、観光シーズンの慢性的な渋滞緩和にもつながる。公共交通機関やライドシェアによる乗り合い利用が増えれば車両の数が減るため、駐車場なども混雑が減り利用しやすくなる。
サービスは西日本と九州からスタートするが、今年度中に全国でサービスを開始し1万5000施設の登録を目指すという。観光地でのMaas実証実験は全国各地で予定されており、観光周遊と連携することで観光地が抱える交通問題の解決や、地域の活性化につながっていきそうだ。
【参考】関連記事としては「MaaSとは? 読み方や意味・仕組み、サービス・導入事例まとめ|自動運転ラボ」も参照。
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