グラブによるウーバー事業買収、ベトナム当局が「寡占行為」と判断 東南アジアとライドシェア

シンガポールでは過去に11億円の罰金



東南アジアライドシェア最大手グラブは2018年3月、同業で世界大手の米ウーバー・テクノロジーズの東南アジア事業を買収した。この買収にまた「物言い」が入った。ベトナムの消費者保護・競争局が2018年12月17日までに、この事業買収が寡占行為などに当たると判断したようだ。


グラブによるウーバーの東南アジア8カ国における事業の買収を巡ってはこれまで、シンガポール政府が両社に競争法違反で計1300万シンガポールドル(約11億円)の罰金を科すなどしている。グラブはこれまで意図的な競争法違反ではないと弁明している。

シンガポールに続いてベトナムではどのような判断が下されるのか、注目が集まる。現地報道などによると、最終的な決定は2019年1月中にも下される見込み。


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