FCA、ルノーに統合提案 開発迅速化など目的、自動運転などのCASE対応も強化

自動車の年間販売台数は約870万台に



欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は2019年5月27日、仏ルノーグループの取締役会に両社の事業統合を提案する意向表明書を送付したことを発表した。両社が統合した場合、自動車の年間販売台数は約870万台となる。


発表では、両社がこれまでにも事業運営に関して議論を重ねてきたことについて触れ、統合が資本効率や製品開発の迅速化を大幅に改善することつながるという認識で既に一致していたことを説明している。

その上でCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)分野についても触れ、「電動化やコネクティビティ(接続性)、自動運転といった分野における自動車業界の変革の好機を捉えるために、大胆な決断が必要であるとの認識にも基づきます」としている。

統合案によれば、統合後は日産自動車からも取締役が1人指名される想定のようだ。

【参考】関連記事としては「FCAの自動運転戦略まとめ ウェイモとの協業の行方は? 開発状況は?」も参照。



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