ドイツの自動車部品メーカー大手コンチネンタルが、現在ドイツで開催中の「フランクフルトモーターショー(IAA)」において、ホイールやタイヤに関する次世代技術「Conti C.A.R.E.」(コンチ・ケア)を発表した。
この名称に使われている「C.A.R.E.」のアルファベットはそれぞれ、「C」は「Connected(コネクテッド)」、「A」は「Autonomous(自律)」、「R」は「Reliable(信頼)」、「E」は「Electrified(電子化)」を示しており、この点についてコンチネンタルは「ホイールやタイヤ技術のネットワークを緻密に調整し、求められる性能特性の管理がしやすいことを表しています」と説明している。
Conti C.A.R.E.搭載のタイヤにはセンサーが組み込まれており、タイヤの温度やタイヤの溝の深さ、空気圧などを検知するすることができるという。これによりタイヤの状況を管理者が効率的に管理することも可能になってくるようだ。また車両のスピードによって空気圧を調節するシステムも搭載しているという。
「Conti C.A.R.E.」はコストの最適化もしており、報道発表では「最新のロボタクシー(自動運転タクシー)車両向けにタイヤ管理の手段を提供する柔軟なシステムソリューションを構築します」とも述べている。
【参考】関連記事としては「独コンチネンタルの自動運転トップ「公道では2030年以降」と発言」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 20, 2019