2040年、自動運転の新車4112万台 LiDAR市場の伸び、桁違い

富士キメラ総研が調査結果まとめる



市場調査などを手掛ける株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区/社長:田中一志)は2019年9月22日までに、このほど調査結果としてまとめた「2019 次世代カーテクノロジーの本命予測と未来自動車像」の概要を、プレスリリースとして報道発表した。

同調査によれば、自動運転レベル3〜5のシステムの新車搭載台数は2018年は1万台だったが、今年2019年には7万台に増え、さらに2040年には4112万台まで増加するという。2040年のレベル3〜5の自動運転システムの搭載率は29.4%となると推測している。


まずは日本でも解禁されるレベル3(条件付き運転自動化)の自動車が増え、その後、レベル4(高度運転自動化)とレベル5(完全運転自動化)の割合が高くなっていく見込みのようだ。

出典:富士キメラ総研プレスリリース

調査では自動運転車などに搭載される各センサーの新車搭載台数も発表している。このうち、「自動運転の目」とも呼ばれる「LiDAR」(ライダー)は2019年には18万台の新車に搭載される見込みだが、2040年には4236万台まで増えるという。

車載カメラやレーダーセンサー、マルチセンサーもそれぞれ台数が増えるが、2040年は2018年比で1桁台の伸びに留まり、LiDARの市場が圧倒的に拡大すると推測している。

出典:富士キメラ総研プレスリリース

【参考】関連記事としては「【対談】どうなる2020年以降の自動運転市場!?富士キメラ総研と自動運転ラボが未来予測」も参照。



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