パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市/代表取締役社長:津賀一宏)は2019年9月22日までに、5G搭載の自動運転車やコネクテッドカーの通信性能を測定できる国内最大級の電波暗室を、神奈川県横浜市で構築したと発表した。
同社は報道発表において、5Gのシステムを車両に搭載したとしても、電波の反射や電磁波ノイズが関連機器に影響を及ぼすことなどで、5Gの通信性能が変化することを指摘している。こうした理由から、5Gの通信性能を測定できる施設が必要になってくるわけだ。
パナソニックが新たに構築した電波暗室では、奥行き29メートル、幅21メートル、高さ9メートルの空間において、自動運転車やコネクテッドカーの通信性能を車両まるごと全方位で測定可能だという。「MIMOアンテナ」の通信性能評価や「ビームフォーミング評価」の提供が可能なことも特長として挙げている。
パナソニックはこの大型電波暗室をYouTube動画で解説している。詳しくは以下の動画から。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) March 20, 2019