三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区/代表執行役・執行役社長:杉山武史)は2019年2月17日までに、濃霧や豪雨の悪天候時でも車両周辺の状況を高い精度で検知可能なセンシング技術を開発したと発表した。
悪天候時のセンシング技術が向上すれば、自動運転や運転支援システムの安定的な作動に寄与する。自動運転車が高精度のセンシングをできなくなれば、判断ミスによって想定外の大事故につながる可能性があるからだ。
発表によれば、車両に搭載したミリ波レーダーやカメラ、LiDARなど複数のセンサーから集められた情報を瞬時に分析し、信頼度による情報の選択や統合によって悪天候時でも高い検知精度を維持するという。
また、LiDARを使って車両の周辺に濃霧が発生している状況であることを判断する技術も開発したという。同社は「判定した濃霧の有無を信頼度計算に反映させ、より精度の高い検知結果を得る事ができます」としている。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転の最重要コアセンサーまとめ LiDAR、ミリ波レーダ、カメラ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 29, 2018