トヨタGのジェイテクト、農機の自動運転化推進へ「次世代長寿命軸受」

信頼性向上やメンテ工数の削減に寄与



適用事例の一例として紹介されている「円すいころ軸受」=出典:ジェイテクトプレスリリース

トヨタグループの株式会社ジェイテクト(本社:愛知県名古屋市、大阪府大阪市/取締役社長:安形哲夫)は2019年2月13日までに、農建機車両などの悪条件下での使用も想定した次世代長寿命軸受(NK軸受)を開発したと発表した。

材料成分と熱処理条件の最適化により強靭性を向上させ、長寿命化に成功した。軸受を長寿命化することで、車両信頼性の向上やメンテナンス工数の削減に貢献する。


また、自動運転中の軸受破損はこれまでよりも大きな問題となる可能性が高く、より長寿命で強靭性の高い製品のニーズが高まっているという。 同製品は2019年の量産開始を予定しており、2020年には2億円の売上を目標としている。

ジェイテクトは自動運転時代を見据えた電子制御機器のソフトウェア開発拠点として「IT開発センター秋田」を設立するなどし、次世代自動車に対応したシステムや製品の開発に力を入れている。


関連記事