米ボーイング、「空飛ぶタクシー」の試験飛行に成功 自動運転技術を搭載

荷物を運ぶ実験も2019年内に実施



Boeing社が試験飛行を成功させた「空飛ぶタクシー」=出典:ボーイング社プレスリリース

航空機世界大手の米ボーイング社は2019年1月24日までに、自動運転技術や遠隔操舵技術などを搭載した「空飛ぶタクシー」の試験飛行を成功させたことを発表した。

「旅客航空車(PAV)」に自動運転技術を搭載して実証実験に臨み、機体の見た目は飛行機のようであり、ドローンのようでもある。垂直に離陸することが可能であるため、離着陸場所があまり限定されないという優位性にもつながる。


試作機の全長は約9.1メートルで幅は約8.5メートル。試作機はボーイング社が2017年買収した米スタートアップ企業のオーロラフライトサイエンス社が製造した。

ボーイング社は荷物を運ぶための「空飛ぶクルマ」の開発も進めている。既に室内における飛行の実証実験は終えており、2019年内にも屋外での飛行実験に臨むようだ。


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