大手自動車部品メーカーの韓国・現代モービス(ヒュンダイ・モービス)は2018年12月25日までに、米ラスベガスで2019年1月7〜11日に開催される世界最大級の家電・IT見本市「CES(シース)」において、車両の窓ガラスがディスプレイとなる車載インフォテイメントシステムを発表すると明らかにした。
ヒュンダイモービスは現代自動車グループの自動車部品メーカー。CESでは自動運転車の車載インテリアコンセプトの一つとして窓ガラスをディスプレイにするアイデアを発表する。
報道発表によれば、車に乗っている人が直接ディスプレイをタッチせず、ジェスチャーで操作できる「バーチャル・タッチ・テクノロジー」が搭載されるようだ。手動運転と自動運転の両方に対応するため、窓ガラスのディスプレイは透明にすることもできる。
自動運転車の窓のディスプレイ化については、広告業界やコンテンツ業界、EC業界などからも大きな注目を集める。完全自動運転ではこれまで人が運転にあてていた時間が「自由時間」となることが理由だ。
自動運転車の車内における広告市場は2030年にはアメリカ国内だけでも4720億ドル(約52兆円)規模に達するという予測もあり、この時期までに中国や欧州、日本を合わせた世界全体では広告市場だけでも100兆円規模の市場となりそうだ。
【参考】関連記事としては「ACCESS社、自動運転車やつながるクルマ向けのコンテンツサービスで最新版を発表」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 20, 2018