オムロンの3D-LiDAR、半導体大手エヌビディアのNVIDIA DRIVEに対応 AI自動運転のコアセンサー

将来の世界的な普及に備え



オムロンの車載電装部品事業を担うオムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社(本社:愛知県小牧市/代表取締役社長:和田克弘)は20018年9月18日までに、自社の「3D-LiDAR」をNVIDIA製の自動運転車開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE」に対応させたと発表した。


「NVIDIA DRIVE」とは、米半導体大手エヌビディアが自社開発した自動運転用AI(人工知能)コンピュータ。今回の対応によって、自動運転車開発に取り組む企業はNVIDIA DRIVEと3D-LiDARの両方を使用したアプリケーション開発が可能になる。

LiDAR(ライダー)とは自動運転車用のコアセンサーの一つで、光の反射技術を使って対象物との距離を高い精度で計測する優れものだ。オムロン社の最新3D-LiDARの検知可能距離は150メートルを誇り、車両や歩行者、縁石、落下物のほか、路面の傾きや凹凸などの形状を把握する能力も高い。

オムロンは自動運転車が将来世界的に普及することを見据え、車載センサーの開発を強化させている。報道などによれば、自動運転関連の売上を2025年度には200億円規模にすることを目標に据えているようだ。

【参考】LiDARについては「LiDARとは? 自動運転車のコアセンサー 機能・役割・技術・価格や、開発企業・会社を総まとめ|自動運転ラボ」も参照。



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