自動運転ベンチャーZMPがRoboTestPlatformを開発 アプリ連携などが特徴

ZMPフォーラムで発表へ



自動運転ベンチャー企業の株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)は、データ計測サービス「RoboTest」をサポートする新しいプラットフォームサービス「RoboDataPlatform(ロボ・データ・プラットフォーム、RDP)」を開発した。ユーザー独自のアプリケーションを連携させることができるのが特徴で、2018年7月18〜20日にかけて開催する「ZMPフォーラム2018」で発表する。


RDPは、市販車ADAS(先進運転支援システム)機能の公道走行テストなどで活用されているRoboTestで収集したデータや保有データへのタグ付けや分析、解析作業を総合的にサポートするプラットフォームサービス。同社が提供している基本アプリケーションのほか、ユーザー自身がアプリケーションを登録し、複数アプリケーションを連携してアウトプットを得ることもできる。

同社は、映像や車両操作データ、GPS(全地球測位システム)、IMU(慣性計測装置)といった走行時のデータを同時に表示するようなビジュアライズアプリ、車両の操作状態から自動で直進・右左折などのシーン分けを行うアプリ、さらに映像へ自動でラベル付けなどのアノテーションをするアプリなどを基本アプリケーションとして提供している。

出典:ZMP社プレスリリース

ユーザーはこの基本アプリケーションに加え、RDP上で提供されるAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を利用することでユーザー独自の分析アルゴリズムを実装したアプリケーションを登録することができ、基本アプリケーションとユーザーアプリケーションを組み合わせたり、アプリケーション間でデータを連携して処理することもできる。

自動車のADAS開発や自動運転技術の開発においては、さまざまなセンサーからの膨大なデータの解析や分析が必要となっており、そのデータ処理や分析ツールが求められている。RDPは、タグ付けなど収集したデータを分析・解析するためのさまざまなアプリケーションを利用できるプラットフォームとなっており、ユーザーの研究開発の効率化を支援する。


【参考】ZMPフォーラム2018は2018年7月18日〜20日の日程で、ベルサール飯田橋(東京都千代田区)で開催される。詳細は「プレスリリース」を参照。


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