新エネルギー・産業技術総合開発機構(所在地:神奈川県川崎市/理事長:石塚博昭)=NEDO=は2019年9月11日までに、内閣府が主導する「戦略的イノベーション創生プログラム(SIP)」第2期の「自動運転(システムとサービスの拡張)」に関し、「自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究」の実施予定先を決定したと発表した。
実施予定先は、NTTデータと日本工営、パシフィックコンサルタンツ、道路新産業開発機構の4者。
同調査研究のうち、「ダイナミックな交通環境情報を含む地理系データの流通促進のためのポータルサイトの構築及び運営」などをNTTデータ、「『地方部における自動運転サービス』地域における運行管理等システム構築に必要な要件定義等に向けた調査・研究」をほかの3者が受託する。
自動運転を実現させるためには、規制予定情報や渋滞情報、信号情報などを高精度な3次元地図に紐付けた「ダイナミックマップ」が必要だ。ただこうした情報は1カ所に集約することは難しく、何らかの対策が必要とされてきた。
今回の研究開発では、情報を1カ所に集約することは物理的にも費用的にも難しいという前提で、企業が個別に有しているデータをほかの企業が活用しやすくする仕組みを構築することを目指す。具体的には、データの存在とデータの内容をカタログ化し、民間企業がこうした情報にワンストップでアクセスできるようにするようだ。
【参考】関連記事としては「【最新版】ダイナミックマップとは? 自動運転とどう関係? 意味や機能は?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 23, 2018