伊豆で2019年4〜6月の3カ月間、観光型MaaSの実証実験のフェーズ1が実施され、このほどフェーズ1の結果が、東京急行電鉄と東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本企画によって報告された。
この観光型MaaSは日本と海外の観光客などに向けたもので、鉄道やバス、AI(人工知能)オンデマンド乗合交通、レンタサイクルなどの交通機関をスマートフォンで検索・予約・決済して目的地まで移動できるという「2次交通統合型サービス」と位置付けられている。
結果報告では、専用アプリ「Izuko」のダウンロード数が好調で、当初目標の2万ダウンロードを越える2万3231ダウンロードに上ったことのほか、一定エリア内で鉄道とバスが乗り放題となる「デジタルフリーパス」と観光施設の割引入場券の機能を持つ「デジタルパス」の販売が計1045枚(フェーズ2を合わせた目標は1万枚)だったことなどが説明されている。
東京急行電鉄は報道発表で「9月から開始する『Phase2』では、『Izuko』の操作性を向上させ、サービスエリアを拡大させることで、より多くの方にご利用いただけるよう、鋭意取り組んでいきます」としている。フェーズ2は9月1日~11月30日まで。
【参考】関連記事としては「伊豆で嬉しい想定外…観光型MaaSアプリ、予定の3倍強のダウンロード」も参照。
伊豆で嬉しい想定外…観光型MaaSアプリ、予定の3倍強のダウンロード 交通イノベーションに注目! https://t.co/rXbANqVFwT @jidountenlab #観光 #MaaS #伊豆
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 5, 2019