トヨタ・GM・フォード、自動運転車の安全基準策定へコンソーシアム

各国の行政機関とも連携か



自動車大手3社が自動運転車の安全基準作りに向け、巨大コンソーシアム(企業連合)を設立することになった。3社とは、日本のトヨタ自動車のほか、アメリカ勢のGMとフォード・モーターだ。


3社は2019年4月3日、コンソーシアムを設立することを発表。具体的には、米自動車技術者協会(SAE)と共同で「自動運転車安全コンソーシアム(AVSC)」を設立し、安全試験や運用などのさまざまな点で基準作りを進めていくものとみられる。

安全基準作りには行政との連携も欠かせず、コンソーシアムはこうした点にも取り組んでいくとみられる。また、策定した安全基準が機能するにはほかのメーカーなどとの調整もポイントで、今後メーカーの枠を超えた連携が進んでいく可能性がある。

自動運転車の安全基準については、スイスで2019年1月に開催された世界経済フォーラム総会(ダボス会議)に出席した国土交通省の石井啓一大臣が、世界の協調が重要との考え方を示している。

【参考】関連記事としては「【全文】自動運転車の安全基準策定「国際協調で」 石井国交相、ダボス会議で発言」も参照。



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