独フォルクス・ワーゲン(VW)グループのヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)の発言が、欧米を中心に波紋を広げている。その発言とは、自動運転開発について米グーグル系ウェイモがVWよりも1〜2年ほど先行していることを認める、というものだ。
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ウェイモは2018年内に自動運転タクシーの商用サービスの開始を計画しているなど、自動運転業界をリードする企業の一つだ。公共交通機関との提携も進め、自動運転車の社会インフラ化に向けた動きを米国内で加速させている。
VWグループは、自動運転車を含む次世代自動車事業に5年で5兆7000億円規模を投資することを発表したばかり。今回の発言は一見弱気に感じる発言だが、しっかり現実を受け入れて地に足を付けた開発を進めていこうという意気込みとも理解できそうだ。
【参考】関連記事としては「VWグループ、自動運転などに5年で5.7兆円投資 前計画から積み増し」も参照。
桁違いの5.7兆円投資計画!独VW、自動運転や電気自動車部門の開発加速 https://t.co/wWd8XGRcbj @jidountenlab #VW #5カ年投資計画 #自動運転
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) November 20, 2018