加速するウーバーと航空会社の提携 エミレーツ航空が協業拡大、カンタス航空とも

空と陸、双方にメリット



ライドシェア・配車サービス世界最大手の米ウーバー・テクノロジーズは2018年11月19日までに、アラブ首長国連邦に本拠地を置くフルサービスエアライン「エミレーツ航空」との業務提携を拡大すると発表した。


  1. 米ライドシェア事業者のウーバーやリフト、中間選挙で割引キャンペーンなど実施
  2. ウーバー、自動運転車両の試験走行を近く再開
  3. 中国の「トラック版ウーバー」、近く1000億円規模の資金調達か
  4. ウーバー、2021年にドローンで空の料理宅配サービス

エミレーツ航空の一部クラスに搭乗した場合、ドバイ国際空港などと市街地をウーバーで往復する際の運賃を12月10日まで割引する。ウーバーは豪州の航空大手カンタス空港などとも業務提携を結んでおり、空からの客の獲得に力を入れている。

発表によれば、対象となるのは日本の東京と大阪も含む世界各国20カ所以上から、「エミレーツ・エコノミー・フレックスプラス」と「エミレーツエコノミー・フレックス」を利用してドバイに渡航する搭乗客だ。例えば、「エミレーツ・エコノミー・フレックスプラス」クラス利用者に対しては、移動運賃が120UAEディルハム(約3700円)以内ならば2回まで無料となる。

航空会社にとっては、搭乗客の移動に資するサービスを提供することは顧客満足度の向上につながる。ウーバーと航空会社の連携は今後もますます広がりそうだ。いずれはウーバーは宇宙船とも提携するのだろうか。

【参考】関連記事としては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ」も参照。



関連記事