米インテル、イスラエルに1兆円追加投資か 同国の経済大臣が明かす 自動運転開発強化へ

現地は歓迎姿勢、国庫補助金拠出も



半導体世界大手の米インテルがイスラエルに90億ドル(約1兆円)の投資を新たに検討していることを、イスラエルのエリ・コーヘン経済大臣が2018年7月3日、明らかにした。


インテルは2017年、自動運転用の半導体開発などを手掛けるイスラエルのモービルアイ社を153億ドル(約1兆7000億円)で買収するなど、同国における事業展開を加速させている。イスラエル国内では既に1万2000人を雇用しており、そのうち7000人が技術開発部門、4000人が製造部門に従事しており、モービルアイ社でも1000人規模が勤めている。

インテルは今回の巨額投資により、さらにイスラエルでの自動運転関連技術などの開発を加速させたい考えとみられる。報道などによると、インテル側が1974年から現在までにイスラエルに対して行った投資額の合計は350億ドル(約3兆9000億円)規模。

外電などによれば、インテルがイスラエルへ90億ドルの投資を行った場合、イスラエル政府は7億シェケル(約210億円)の国庫補助金を拠出する可能性があり、イスラエル政府もインテルからの投資を歓迎していく構え。

【参考】モービルアイ社の最新ニュースにとしては「米インテル、自動運転技術で800万台分の巨大契約獲得 欧州メーカーに提供へ|自動運転ラボ 」も参照。



関連記事