テスラ車で自動運転のまま居眠り…カナダ人男性を訴追 仮にレベル3でも駄目

国や自動車メーカーによる注意喚起の必要性



カナダのアルバータ州で、時速140キロ以上でテスラ製EV(電気自動車)を自動運転させながら昼寝をしていたカナダ人男性が、危険運転の罪で訴追された。







この事件は2020年7月に起きた。テスラ車の運転席と助手席の両方のシートは完全に後ろに倒され、前席にいた2人はともに寝ていたという。事件当初は速度違反で24時間の免許停止処分を受けたが、その後に危険運転の罪に問われた。

■「レベル3」であっても、居眠りは許されない

テスラの当時の車両は自動運転レベル2(部分運転自動化)の機能を搭載していた。レベル2では、常に運転手が車両をいつでもコントロールできる状態でなければならない。

日本でも今年4月に解禁された「レベル3」であっても、居眠りは許されない。レベル3では自動運転システムが作動可能要件を満たさなくなったとき、すぐに人が運転をシステムと交代しなければならないからだ。

自動運転レベル5ではどんな状況下でも自動運転が可能になるため、睡眠も可能になると考えられているが、レベル2やレベル3では居眠りは許されないわけだ。

条件付きの自動運転技術が今後続々と車両に搭載されていくことになるが、運転手の認識次第では今後も同じような事件が起きる可能性がある。そのため国や自動車メーカーによる注意喚起も必要になってくる。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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