三井不動産、自動運転開発の東大発ベンチャー「先進モビリティ」に出資

両社で2019年11月から自動運転バス実証





三井不動産株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:菰田正信)は2020年2月7日までに、自動運転システムの研究を行う先進モビリティ株式会社(本社:東京都目黒区/代表取締役:青木啓二)への出資を発表した。出資額については明らかにされていない。

先進モビリティは、大型車両の自動運転に重要な位置推定技術や障害物検知技術などの高い技術力を有しており、時速40キロで走行可能な自動運転バスを開発している。







自動運転の第一人者の一人である東京大学次世代モビリティ研究センター教授の須田義大氏(東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構長)らによって2014年6月に設立されたことでも知られ、東京大学発ベンチャーの1社に数えられる。

一方の三井不動産は、フィンランド発祥のMaaSプラットフォーム「Whim(ウィム)」を展開するMaaS Global社と協業していることでも知られ、自動運転やMaaS領域における事業に力を入れている印象だ。

■両社で2019年11月から長期の自動運転実証
自動運転バスの営業運行実証で使用されている車両=出典:三井不動産プレスリリース

両社は2019年11月から、千葉県柏市のつくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺エリアにおいて自動運転バスの実証実験に取り組んでいるという経緯がある。自動運転の実証実験の多くは短期間のものが多いが、両社による実証実験は2020年3月31日までの5カ月間の実施を予定している。

この実証実験では、自動運転でのバス事業の営業運行を目指し、運行時の課題把握、対応方法の検証を目的としている。国土交通省が選定するスマートシティモデル事業・先行モデルプロジェクトの「柏の葉スマートシティコンソーシアム」の事業の1つでもある。

今回の出資により、柏の葉キャンパスエリアでの次世代型の公共交通システムの導入を進めていく。また、他のエリアへも導入を拡充し、街の利便性向上に貢献したい考えだ。

なお、実証実験で使用されている車両の自動運転レベルは「2」となっている。実証実験の検証結果を踏まえ、自動運転レベル4以上を見据えた新たな自動運転バス車両の開発を目指すという。

【参考】関連記事としては「三井不動産、「Whim」を展開するMaaS Globalに出資」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
登壇情報









関連記事