小糸製作所、米Ceptonに追加出資!自動運転向けLiDAR、2023年量産化が目標

SPAC通じて5,000万ドル出資、株式を追加取得



出典:Cepton Technologiesプレスリリース

自動車用照明製造大手の株式会社小糸製作所(本社:東京都港区/代表取締役社長:加藤充明)は2021年8月13日までに、LiDAR開発の有望企業とされている米Cepton Technologies(セプトン・テクノロジーズ)の株式を追加取得することを発表した。

セプトンは特別買収目的会社(SPAC)を通じて米ナスダック市場へ上場予定で、小糸製作所はSPACである米Growth Capital Acquisitionを通じ、5,000万ドル(約55億円)の追加出資を行うという。







■2018年から共同研究開始、2023年の量産化が目標

小糸製作所は2018年5月にセプトンと共同研究をスタートさせており、2020年2月にもセプトンに5,000万ドルを出資しており、2023年のLiDAR実用化に向けて協業を進めてきた経緯がある。

セプトンが開発するLiDARのスキャン方法は、一般的なモーターによる回転ミラー式ではなく、シンプルな構造で機械的な磨耗部がないため、耐久力があり長寿命というのが特徴だ。

両社は今後もそれぞれの強みをかけ合わせ、自動運転車やADAS(先進運転支援システム)搭載車向けの製品開発を進めていく方針のようだ。

■自動運転の実証実験にも参加、今後に引き続き注目

今回のセプトンとの協業や出資だけではなく、小糸製作所はこれまでも自動運転やADASへのアプローチを前進させてきた。

2019年5月にはLiDAR開発の独Blickfeld社と共同で、小糸製作所のヘッドランプに小型LiDARを内蔵した高性能なLiDAR統合型のヘッドランプユニットの共同検討開始を発表した。

2019年6月にはイスラエルのベンチャーでADAS向けの前方監視運転支援システムを開発するBrightWay Visionの2,400万ドル分の株式を取得し、持分法適用会社とした。悪天候でも高精度撮影ができるカメラシステムの研究開発を強化するのが目的だ。

2020年以降は自動運転の実証実験への参加も目立ち、静岡県の「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」に参画したほか、中型自動運転バスによる実証実験にも携わっている。

自動運転とADASの領域に積極的に取り組む小糸製作所の今後に、引き続き注目だ。

▼小糸製作所公式サイト
https://www.koito.co.jp/
▼小糸製作所プレスリリース一覧
https://www.koito.co.jp/news/

【参考】関連記事としては「LiDAR有望企業Cepton、日本事業拡大 小糸製作所の出資先企業」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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