今年も開催!第3回自動運転AIチャレンジ、出場者募集スタート 海外チームの参加も

スポンサー企業・団体も募集中



出典:自動車技術会

第3回目となる「自動運転AIチャレンジ」の参加者募集が、日本を含む全世界でスタートした。シミュレーター上で自動運転のソースコードを作成し、米国の「インディアナポリス・モーター・スピードウェイ」を仮想化したコースでタイムを競う。参加費は無料となっている。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイは、2021年10月23日に開催される自動運転車レース「Indy Autonomous Challenge」の会場であることもあり、第3回大会はアメリカの大学チームのほか、アジアを含め海外から多くの参加チームが集まることが予想される。







第3回大会には参加者に対する特典として、事前学習の機会が設けられており、自動運転やAI(人工知能)に関する技術を向上させつつ、世界のエンジニアたちと腕を競う絶好の機会となりそうだ。

▼開催概要・参加者募集ページ – 第3回自動運転AIチャレンジ
https://www.jsae.or.jp/jaaic/summary.html

■第3回自動運転AIチャレンジの概要

自動運転AIチャレンジは、自動運転技術やAI・IT技術の発展や人材の育成、人材コミュニティの形成を目的に開催されている。第1回大会は2019年3月に開催され、2020年はコロナ禍のため、オンライン形式で大会が開催された。第3回大会もオンライン形式での大会となる。

参加者は、自動運転OS(基本ソフト)「Autoware」で利用可能なシミュレータをベースに、さまざまなシナリオをクリア可能なソースコードを完成させる。その後、そのソースコードをアップロードし、インディアナポリスMSの仮想コースでタイムアタックに挑む。

1チームの上限は3人で、大会のルールや詳しい内容、シミュレータの推奨環境などについては、10月12日に公開される予定だ。ちなみに参加者募集から大会までの流れは、以下の通りとなっている。

9月27日(月):オフィシャルサイト上で参加者募集開始
10月12日(火):詳細シナリオ・ルール・構築環境の発表
10月中旬:エントリー者向けオンラインチュートリアルの実施
11月2日(火):オンラインシミュレータの利用開始
12月17日(金):オンラインシミュレータのクローズ・採点締切
1月上旬:ランキング確定
2月下旬:オンライン表彰式

タイムアタックの競技コースとして仮想化されるインディアナポリス・モーター・スピードウェイ=出典:自動車技術会
■貴重な事前学習の機会を提供

第3回大会では、大会参加者に事前学習の機会が与えられていることが、特筆すべき点であると言える。

具体的には、参加申込後にモビリティやソフトウェアの基礎などをオンラインで学べる機会の提供が開始され、10月中旬から実際の競技に向け、オンラインチュートリアルが実施される。

■前回大会の結果と参加者の声

自動運転AIチャレンジの第2回大会には34チーム70人が参加し、決勝は12チームで争われた。1位は「チームgatti」(NTTデータオートモビリジェンス研究所)、2位は「チームShallow Learners」(トヨタ自動車)、3位は「チームtomo123」(サン電子)という結果だった。

大会には同じ企業のエンジニアなどが有志で参加する例が目立ち、中には自動車に関連のない業種の企業のチームや、業務で自動運転技術に全く携わったことがないメンバーによるチームの参加もあった。

参加したチームからは「先進的なコンテストがオープンな形で開催され、貴重な機会となった」「大会を通じて自動運転などの最先端技術に触れることができ、いい勉強になった」と言った声が聞かれた。

そのほか多くの参加者が、苦労しながらもAutowareを使いこなせるようになり、自動運転技術に対する理解が深まったことを口にしている。

■参加者の募集は2021年10月末まで

参加者の募集は10月末までの予定で、申込は「https://forms.office.com/r/62b6HEVAJE」から可能だ。企業に所属するエンジニアのほか、大学や高等専門学校の学生などの参加も歓迎している。

ちなみに第2回大会の結果レポートは「https://www.jsae.or.jp/jaaic/docu/2nd_report.pdf」から閲覧可能だ。競技のルールやシミュレーションの走行映像、シナリオ例などにも触れられているので、大会への参加を検討する際にぜひ目を通してみてほしい。

出典:自動車技術会(クリックorタップでレポートのPDFファイルに遷移します)
■第3回大会のスポンサーも募集中

大会は、自動車技術会並びに「自動運転チャレンジ検討WG」と「自動運転AIチャレンジSWG」によって主催され、経済産業省や⽇本⾃動⾞⼯業会、東京⼤学⽣産技術研究所、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構(UTmobI)が後援する。

検討WGとSWGの委員長はトヨタの葛巻清吾氏が、リーダーはティアフォーの加藤真平氏が務める。

また現在、競技スポンサーとして物品提供や運営資金の面で支援可能な企業・団体の募集も行っている。すでにトヨタや日産、ホンダなどの自動車メーカーを始め、自動車部品のサプライヤー企業などもスポンサーに名を連ねている。

スポンサーに関する問い合わせは、自動車技術会(電話:03-3262-8214/E‐mail: ai-challenge@jsae.or.jp)まで。

■絶好の学びの機会、積極的にチャレンジを

自動運転技術はすでに商用化・社会実装のフェーズに入りつつある。各国で法整備も整いつつあり、高精度デジタルマップなどを含むインフラ整備も進めば、本格的な自動運転時代の到来はもうすぐそこだ。

現在はまだ黎明期ではあるが、だからこそチャンスを掴むならいまだ。自動運転という有望市場でフロンティアになることを目指すなら、自動運転AIチャレンジは絶好の学びの機会となる。多くの参加者が集まることを、自動運転ラボとしても期待したい。

▼開催概要・参加者募集ページ – 第3回自動運転AIチャレンジ
https://www.jsae.or.jp/jaaic/summary.html







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