エンジニアが勝敗の鍵!自動運転&MaaS、気になる求人3選【2021年7月】

ホンダ、ブロードリーフ、NTTデータMSE



自動運転やMaaSといった次世代技術や次世代サービスでは、優秀なエンジニアをいかに多く確保できるかが勝敗を握る1つの鍵となる。そのため、いまが黎明期のこうした両領域では、各社が盛んにエンジニア採用の募集案件を公開している。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2021年7月版では、各社が公開しているエンジニア案件の中から、いくつかをピックアップして紹介していく。

■本田技研工業:自動運転車両のブレーキやシャーシの設計

ホンダでは、自動運転車両の研究開発などを担う人材を募集している。具体的には、自動運転車両のブレーキやシャーシの機械設計業務を担当するようだ。国内・海外出張を伴う業務が発生し、将来的には海外駐在の可能性もあるという。

自動運転だけではなく、電気自動車(EV)向けの走行中充電システムといった次世代モビリティ向けのインフラ研究を担う人材も募集している。完成車メーカーやサプライヤーでの勤務経験者や、機械・電気電子・人間工学科卒の人材を歓迎しているという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005096331


■ブロードリーフ:MaaSサービスを1から作るポジション

自動車のアフターマーケットのリーディングカンパニーとして知られるブロードリーフ。新規事業であるモビリティ・MaaSサービスの中で、事業者向けアプリの企画・設計・開発などを担当するリードエンジニアを募集している。自動車関連のアプリ開発経験が必須となる。

募集要項では「クラウド車両管理サービス、フリートマネジメントシステムなどMaaSサービスを1から作っていただくポジション」と説明されている。アフターコロナを見据え、「人の移動」を前提としたモビリティサービスと、フードデリバリーなどのサービスへの展開も視野に入れているという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005099621

■NTTデータMSE:自動運転に関するソフトウェア開発など

NTTデータグループのシステムインテグレーターであるNTTデータMSEは、車載系組み込みエンジニアを募集している。募集要項では「世界のスマートカー実現を牽引するメンバーの一員としてご活躍頂きます」としている。


具体的には、自動運転やADAS(先進運転支援システム)に関するソフトウェアの開発、高度道路交通システム(ITS)の開発、自動車に搭載されるインフォテイメントシステムの開発などを担うという。

メーカーやハードTier1などでの組み込みソフトウェア開発の経験が必須条件となっているほか、リーダーシップを発揮して、顧客折衝やプロジェクトの推進ができる人を歓迎するという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005099822/

■【まとめ】「今」がチャンス、キャリアアップにも期待

冒頭で触れた通り、自動運転やMaaSの業界はまだ黎明期だ。今から本格的に開発に携われるポジションにつけば、キャリアアップにも期待もできる。毎月新たに登場する求人案件に、ぜひ今後も注目していってほしい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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