ホンダ、ロボタクシーの「オペレーション組織」立ち上げへ

管理職、年収1,200万円超で募集



出典:Ian Muttoo / Flickr (CC BY-SA 2.0)

ホンダが「自動運転レベル4」技術を活用した自動運転タクシーサービスの事業化に向け、サービスオペレーションの企画と組織立ち上げを担う管理職を募集している。

募集の背景には事業化に向けた体制強化がありそうだ。主な業務は、サービスを実現するためのオペレーションフローの企画。具体的には、遠隔支援や拠点運営など、日々のサービス提供に必要な業務の流れを設計する。


ホンダは、GM Cruiseと組んで自動運転移動サービスを日本で展開する計画を立てていたが、Cruiseの事業停止によってプロジェクトが事実上頓挫に追い込まれた経験がある。

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■オペレーターの採用や育成も担当

自動運転タクシーは、車両が自動で走行するだけではサービスとして成立しない。運行中に発生する事象への対応や車両の管理、拠点での業務など、サービス全体を支える運営体制が求められる。

今回募集しているポジションでは、これらをどのような手順や役割分担で実現するかを考え、実行可能な仕組みに落とし込むことが重要な業務となる。

また、オペレーションを実現するための組織構築も担当する。オペレーターの採用や育成に加え、必要な社内手続きや経営会議での承認獲得など、組織を実際に機能させるための調整も業務に含まれる。


■技術部門や事業部門とも連携

本ポジションでは、技術部門や事業部門をはじめ、複数の関係部署と連携しながらプロジェクトを進める。

まずは東京でのサービス展開を想定しているが、将来的には米国への展開も目指している。海外の連携チームと協力する機会があり、業務内容や適性によっては海外出張や駐在の可能性もある。

前例の少ない領域であるため、既存の仕組みを運用するだけでなく、課題を見つけ、関係者と協議しながら新たな仕組みを形にしていく姿勢が求められる。

■想定年収は1,210万〜1,370万円

応募条件として求められているのは、有形物に関わるサービスオペレーションの企画経験、組織づくりの経験、そしてマネジメント経験だ。


海外を含むプロジェクトで関係者を巻き込んだ経験や、運行計画・オペレーションを伴う設計経験も歓迎条件に挙げられている。

人物面では、自ら考えて計画を立て、実行に移せることに加え、技術メンバーと積極的に議論し、チームで成果を生み出す姿勢が重視される。新規事業ならではの不確実性を理解し、粘り強く取り組めることも重要だ。

想定年収は1,210万〜1,370万円で、給与は仕事や実績に応じて決定される。勤務地は東京都港区虎ノ門の本田技研工業本社となっている。ただし、業務上の事情により、国内外の事業所への異動や出向などが命じられる可能性もある。

■組織を立ち上げる重要な役割

ホンダが募集する今回の管理職ポジションは、自動運転タクシーの事業化に向けて、サービス運営の仕組みと組織を立ち上げる重要な役割となる。

まだ確立されていないサービスの基盤を自ら構築したい人にとって、挑戦しがいのあるポジションといえる。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
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