トヨタの「一番安全な車」が判明!最新ランキングデータを公開

国土交通省が評価、1位はクラウン2車種



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出典:Flickr / DennisM2 (CC0 1.0 : Public Domain)

世界的に安全性に定評のあるトヨタの車。そのトヨタで一番安全な車種は何なのだろうか。気になっている人も多いであろうこのトピックについて、国土交通省が公開している「自動車安全性能2023」を参照し、評価の高いトヨタ車とレクサス車をランキング形式で紹介する。

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■自動車安全性能の評価とは?

国土交通省は新車販売されている自動車の総合的な安全性能について、2023年度に評価を行い、「自動車安全性能2023」としてまとめている。自動車安全性能とは、国交省と独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)が実施する事業により行われているものだ。

ユーザーがより安全な自動車を選ぶことができるよう自動車安全性能を評価し、公表する。また、メーカーによる安全な自動車の開発を促進することにより、安全な自動車の普及を目指している。

各車種について、「予防安全性能」「衝突安全性能」「事故自動緊急通報装置」の項目を評価し、総合評価を出している。総合評価は最高5つ星の5段階で示され、各項目の評価の得点を全て合計した際の満点に対する得点率も発表している。なお予防安全と衝突安全については、AからEランクまでの5段階で評価している。それぞれの項目についても、満点の得点に対する得点率も表示している。

▼自動車安全性能2023
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/data/pamphlet_car_r6.pdf


■トヨタ・レクサス安全度ランキング

自動車安全性能2023からトヨタ車とレクサス車のみのデータを抜き出し、評価が高い車種から紹介していく。

1位:トヨタ「クラウン クロスオーバー/クラウン スポーツ」

総合評価:★★★★★ 95%
予防安全:Aランク 100%
衝突安全:Aランク 91%
事故自動緊急通報装置:100%

出典:国土交通省

2位:レクサス「RX」

総合評価:★★★★★ 93%
予防安全:Aランク 99%
衝突安全:Aランク 87%
事故自動緊急通報装置:100%

出典:国土交通省

3位:レクサス「NX」

総合評価:★★★★★ 93%
予防安全:Aランク 100%
衝突安全:Aランク 86%
事故自動緊急通報装置:100%


出典:国土交通省

4位:トヨタ「プリウス」

総合評価:★★★★★ 91%
予防安全:Aランク 96%
衝突安全:Aランク 86%
事故自動緊急通報装置:100%

出典:国土交通省

5位:レクサス「LBX」

総合評価:★★★★ 92%
予防安全:Aランク 100%
衝突安全:Bランク 85%
事故自動緊急通報装置:100%

出典:国土交通省

6位:トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」

総合評価:★★★★ 92%
予防安全:Aランク 99%
衝突安全:Bランク 84%
事故自動緊急通報装置:100%

出典:国土交通省

■安全性への信頼度、ますますアップ?

トヨタ・レクサスでトップは「クラウン クロスオーバー/クラウン スポーツ」という結果となった。この車種とレクサス「RX」「NX」、トヨタ「プリウス」は「自動車安全性能2023ファイブスター賞」を受賞している。

ちなみに今回は国土交通省が公開している自動車安全性能2023の中からトヨタ・レクサスのみを抽出してランキング化したが、トヨタ・レクサスに限定しない場合、1位はスバル「クロストレック/インプレッサ」となっている。この車種は「自動車安全性能2023ファイブスター大賞」を受賞し、総合評価は5つ星で98%だった。

販売台数で2023年まで4年連続1位を獲得しているトヨタ。「トヨタ チームメイト」や「Toyota Safety Sense」などの先進技術を開発しており、安全性への信頼は今後ますます高まっていきそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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