自動運転・MaaS関連の技術開発が急速に進んでいる。今年はさらに高レベルでの自動運転の実証が各地で行われる予定で、実用化に取り組む自治体なども多い。
自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2024年3月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。
記事の目次
■T2:自動運転開発エンジニア
自動運転技術を活用した次世代物流システムの構築を進めるT2は、自動運転開発に関する人材を多数募集している。T2は、T2は、AI(人工知能)開発企業のPreferred Networksの技術提供を受け、三井物産により2022年8月に設立された企業だ。
具体的なポジションは、自動運転システムの安全戦略・マネジメントリーダーや要件定義・プロセス管理・要件管理担当、TaaSシステムの機能安全・SOTIF分析・要件抽出担当や安全論証フレームワーク立案担当、ホモロゲーション・規格管理担当、自動運転システムの品質保証・品質管理担当だ。
三井物産の出資により事業基盤がしっかりしており、年収は800万〜2,000万円となっている。在宅勤務も可能だという。国内外からトップクラスのエンジニアが集まる同社で、最先端の技術開発に携わることができる。
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=0a9a6976b0b220f2
■小糸製作所:LiDARの企画・提案営業
自動車用照明製造大手の小糸製作所は、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転で活用されるLiDARの企画・提案営業を担う人材を募集している。
同社と米セプトン社で共同開発したLiDARについて、国内向けにはインフラ企業やディベロッパーへのコンサルティング営業を行う。また海外向けには、既存の自動車メーカーを中心に企画・提案を行っていくという。
業界・職種未経験者でも応募可能で、英語を実務で使ったことがあれば歓迎される。勤務地は静岡営業所、月給23万円以上となっている。
https://next.rikunabi.com/company/cmi0063083001/nx1_rq0024118784/
■スマートドライブ:海外・国内の事業開発担当
クラウド車両管理システムなどを開発するスマートドライブは、海外・国内の事業開発担当者を募集中だ。CEO(最高経営責任者)直下のポジションになり、マレーシア現地法人における事業開発全般に携わるという。
現地の事業パートナーの開拓やEV充電ステーション事業の推進など、今後の東南アジアにおける事業展開について企画から実行まで担当する。ただし当面はリソースの半分程度を使って、取締役直下で国内の大手パートナー企業との事業開発やプロジェクトマネジメントにも携わって行く予定のようだ。
勤務地は東京都千代田区、年収は650万〜1,000万円を予定している。
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=93944e675daa2cf9
■ヴァル研究所:MaaSプラットフォーム開発・保守・運用開発担当
乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を運営するヴァル研究所は、交通DX化をサポートするMaaS事業における共通データ基盤「MaaS Japan」のバックエンドエンジニアを募集している。
具体的には、プラットフォームのオーナーである大手私鉄会社の依頼に応じて、要件をまとめ、設計、開発などを行う。将来的には顧客との企画も行っていく。
応募には、Ruby on Railsを用いた1年以上の開発経験と、AWS(DynamoDB、VPCなど)の実務経験が必須になる。勤務地は東京都杉並区、想定年収は500万〜830万円となっている。
https://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s01880.jsp?rqmt_id=105663621005&list_disp_no=13
■トップレベルの技術を吸収できるチャンス
大手企業、注目の上場企業などにより、自動運転・MaaS関連の求人が増加している。業界知識がなくても応募できるものもある。
近い将来に役立つ技術開発・提案などに興味がある人は、ぜひ検討してみてほしい。
【参考】関連記事としては「LUUPやKINTOが人材募集!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2024年2月】」も参照。
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