名古屋大界隈、AIや自動運転で日本最強説 スタートアップ続々

オプティマインド社やティアフォー社


自動運転に関する技術が名古屋大学界隈で急成長を遂げ、テック系大学としてその認知度を急速に高めている。







■物流AIスタートアップのオプティマインド社

名古屋大学発祥の物流AI(人工知能)のスタートアップ企業である株式会社オプティマインド(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松下健)は6月1日、第三者割当増資という形で増資を発表した。増資額は明かされていないものの、今後の研究開発の加速に向けて大きな弾みをつけた。

【参考】増資の詳細についてはオプティマインド社の「プレスリリース」を参照。

オプティマインド社は物流配送最適化の分野で、世界トップクラスの研究実績を有する。近年では、物流業界における人手不足や高齢化が大きな課題として認識されており、物流配送の研究に取り組むオプティマインドには熱い視線が注がれている。

オプティマインドが開発を進める「Loogia」は、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るべきか」を効率化するためのクラウドサービスだ。機械学習を用いて配送のための地図を作成し、次にアルゴリズムと地図データに基づき、効率的な配送ルートを提案する。「Loogia」は今年7月にもリリースされる予定だ。

オプティマインド社の経営陣=出典:オプティマインド社プレスリリース

日本郵便とサムライインキュベートによるインキュベーションプログラムにも採択されており、Demo Dayでは、最優秀賞を受賞した。郵便局で行われた配送ルート効率化の実証実験において、非常に優秀な結果を残した。ノウハウの少ない新人配達員の業務時間が大きく削減され、配送ルートの効率化達成を実証することができた。

■自動運転車の基本OSを開発するティアフォー社

そのオプティマインドの第三者割当増資の引受先となった企業の一つが、株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:武田一哉)。ティアフォー社もまた、名古屋大発祥のスタートアップだ。

AI(人工知能)やVR(仮想現実)の技術を駆使し、自動運転に活用される基本ソフト(OS)「Autoware」の開発に注力している。名古屋大のほか、長崎大学や産業技術総合研究所などとの共同開発も行ってきた。通信大手のKDDIや技術大手ソニーからの出資も受けており、最近ではトヨタ自動車などが参加する「未来創生ファンド」から10億円規模の出資を受けたニュースが記憶に新しい。

【参考】ティアフォー社への未来創生ファンドの出資に関する詳細は「自動運転ベンチャーのティアフォー、10億円規模をトヨタ参加ファンドから獲得」も参照。







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