「お客様が神様」なら「自動運転車も神様」だ。
自動運転車が普及すると、無人の車両がマクドナルドのドライブスルーに立ち寄り、車の持ち主のためにビッグマックを「注文」する日がやってくる。マクドナルドのクルーにとって、とりあえずお客は「自動運転車」となるので、丁重に扱わなければならない。
現在のように人にビッグマックを渡すときには、紙袋に入れて窓越しにとりあえず渡せばいい。あとは人が車内の倒れない場所にその紙袋を置いてくれる。ただそもそも自動運転車の場合は窓越しに渡すことは不可能だ。受け取ってくれる「人」の手がない。そのためマクドナルドのクルーはいったん外に出て、自動運転車の車内に入って倒れない場所を選んで置かなければならなくなるかもしれない。
そうした場所に置いたら、自動運転車のAI(人工知能)にこう語りかける。「ここに置きました。宜しいでしょうか?」と。すると、AIが車載カメラからの映像によって安定性など判断し、返答をしてくれる。
このように自動運転車の普及でお客様が「人」じゃない場合、「接客」方法も変わる。サービスマニュアルに新たな1ページが加わる日はもうすぐやってくる。
【参考】自動運転技術の普及で社会にさまざまな変化が訪れる。関連コラムとしては「自動運転技術を警察が導入すると街は無人パトカーで溢れる AI走行による取締り革命|自動運転ラボ」も参照。
自動運転技術を警察が導入すると街は無人パトカーで溢れる 自動車AIイノベーションによる取締り革命…LiDARで冤罪も減らす|自動運転ラボ https://t.co/5WUZcbHwZF @jidountenlab #無人パトカー #取締り新時代 #冤罪
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 23, 2018