自動運転車の技術開発になくてはならない存在になっている半導体大手の米NVIDIA(エヌビディア)。同社のCEO(最高経営責任者)であるジェンスン・フアン氏が「将来は数億台もの自動運転車の時代になる」と発言し、話題になっている。
同氏は「私たちはずっと前に、自分たちを単なるチップ会社だと考えるのをやめました」ともコメントしており、ますます自動運転事業へ力を入れていくことが感じられる。
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■自動運転やロボティクス分野に注力
フアン氏は、2025年6月25日に行われたNVIDIAの年次株主総会の場で、「我々は何十億台ものロボット、何億台もの自動運転車、そして何十万ものロボット工場がNVIDIAの技術で動く未来を目指して取り組んでいます」と語った。
<原文>
We’re working towards a day where there will be billions of robots, hundreds of millions of autonomous vehicles, and hundreds of thousands of robotic factories that can be powered by Nvidia technology.
同氏はNVIDIAが「AI(人工知能)だけの会社ではない」としており、自動運転車やロボティクスが、同社が取り組む数兆ドル規模の賭けだと説明している。
時価総額世界首位をマイクロソフトと競っている大企業のNVIDIA。その成功は、AI革命の最前線を担うチップに支えられている。しかしフアン氏のコメント通り、同社はチップの会社ではないという。現在はネットワーク用チップやクラウドサービスといったAIインフラにも注力しているようだ。
【参考】関連記事としては「自動運転車の市場調査・社会受容性のレポート一覧」も参照。
■「自動運転セット」を正式発表したばかり
NVIDIAの自動車関連事業の収益は急増中だ。2025年5月に発表した最新の決算報告では、2026会計年度における第1四半期の自動車関連収益が、前年同期比72%増の5億6,700万ドル(約818億円)となった。
また2025年6月には本格的な自動運転車向けソフトウェアを正式にリリースし、量産体制に入ったことを発表している。発表した「NVIDIA DRIVE AV(自動運転車)」ソフトウェアプラットフォームと同社独自のハードウェアを組み合わせることで、「AI駆動のモビリティに対する堅牢な基盤」を自動車業界に提供できるのだという。
この時点でもフアン氏は「これからの10年は、自動運転車やロボティクス、自律型マシンの時代になる」と語っており、NVIDIAがいかに自動運転に注力しているかが分かる。
■トヨタも採用予定
2024年9月の時点で、自動運転技術開発に取り組む全ての自動車メーカーが、NVIDIAのデータセンターを使用していることが判明している。トヨタも次世代自動車の運転支援向けに、NVIDIAの「DRIVE AGX Orin」システムオンチップ(SoC)技術を採用する予定だという。
今や自動運転の実現に欠かせない存在となったNVIDIA。自動運転分野により注力していくことで、ますます存在感が増していくことは確実だ。
【参考】関連記事としては「NVIDIAが「自動運転セット」を正式発表! CEOが「新時代の到来」宣言」も参照。