自動運転開発も手掛ける米アップル(本社:米カリフォルニア/最高経営責任者:ティム・クック)が、テスラ・モーターズから自動運転技術関連のエンジニアを続々引き抜いている。
アップルは2018年に入り、自動運転開発企業であるグーグル系ウェイモから元NASAの自動運転エンジニアを引き抜いたことでも話題になった。このようにアップルは自動運転エンジニアの引き抜きを加速させているが、同社が懸念しているのが引き抜いたエンジニアの中に他社のスパイが紛れ込んでいることだ。
こうした「スパイ」を見つけ出すのは難しい。かと言って優秀な技術者の引き抜きを止めると、業界内で開発競争に遅れを取ることにもつながる。こうした問題をアップルを始めとした企業はどう対処していくのだろうか?
技術流出はスパイだけではなく退職者によっても起きる。2018年7月にはアップルの元エンジニアが自動運転技術を妻のPCにダウンロードし、中国に持ち込もうとして逮捕された。アップルのティム・クックCEOの悩みの種は尽きない。
【参考】アップルの元エンジニア逮捕については「アップル元エンジニア、自動運転技術盗難で逮捕 あわや転職先の中国スタートアップに|自動運転ラボ 」も参照。
氷山の一角…アップル元社員、AI自動運転技術の中国スタートアップへの持ち込み画策 https://t.co/2l4SZO3NYW @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 16, 2018