大手スーパーマーケットが無人配達の仕組みを導入するのは世界で初めてかもしれない。米スーパー大手クローガーが2018年7月2日までに、自動運転車を活用したユーザー向けの無人配達サービスを開始する予定であることを明らかにした。
導入に協力するのが2017年創業の米スタートアップ企業Nuroだ。なぜ創業したばかりの企業が無人配達サービスに必要な技術レベルを満たす自動運転車を完成させることができるのか?その答えは、創業者2人の経歴にある。
Nuroの創業者2人は以前はGoogleの自動運転車開発チームに所属していた。そうした背景から同社は自動運転技術に関する最先端の知識を強みとして開発をスピード感を持って進めることができ、創業から1年ほどで大手スーパーマーケットと手を組めるまでの技術水準に達したということだ。
クローガー社によれば、無人配送に使う車両は人間の背ほどの高さで、まず実証実験をアメリカ国内のいずれかの都市で実施してから本格的に運用を開始する。