米アップル社が人気YouTuberでエンジニアのマーク・ローバー氏とタッグを組み、自動運転に活用できるVR(仮想現実)技術の開発に取り組んでいるようだ。
ローバー氏は、米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所に勤めていた経験があるエンジニアで、現在は人気動画サイトYouTubeへの動画投稿でも話題を集めている。ローバー氏のYouTubeチャンネルには既に340万人以上が登録している。ローバー氏は以前3D(3次元)センシング技術を活用し、的の中心に矢が必ず命中するダーツボードを発明したことで注目された。
アップル社とローバー氏は自動運転に活用できるVR技術の開発を進める中で、発明者をローバー氏とし、アップル名義で特許申請を既に行っている。自動運転中などにVRやAR(拡張現実)を使ったときに車酔いを防止するための技術だという。
アップルとローバー氏が開発した特許が実際に実用化される日は来るのだろうか。自動運転技術とVR技術を融合させた新たな取り組みとして、今後も注目を集めそうだ。