車載ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ミックウェア(本社:兵庫県神戸市/代表取締役社長:鳴島健二)は2020年12月14日までに、トヨタ自動車から出資を受ける形で資本提携を行うことを決定した。出資額については明らかにしていない。
ミックウェアは2003年の創業以来、車載ソフトウェアを中心に開発を行っている。国内15%強のシェアを持つカーナビ事業「naviAZ」、自動運転など次世代製品も含む車載プラットフォーム事業「micAuto」、そして鉄道会社、登山アプリなどでも使われている位置情報サービス事業「Beatrip」が事業の3本柱だ。
特に車載プラットフォーム事業については力を入れており、CASE(コネクティッド、自動運転、シェアリング/サービス、電動化)に対応すべく、自動運転の「認知」のためのデータ作成技術の開発を強化している。
ミックウェアは報道発表で「未来のモビリティ社会の形成に向け邁進されているトヨタ自動車株式会社と資本提携を行うことは、非常に大きな意義があるものと考えております」としている。
■エンジニア求人強化!ミックウェアの今後の動きは?
以前からトヨタとの取引が多いミックウェア。トヨタは現在、自動運転車の開発に力を入れており、今回の資本提携を経て、ミックウェアがこうした開発にどれだけコミットしていくのかが、大いに気になるところだ。
また転職サイトなどをみると、ミックウェアが現在求人に力を入れていることが分かる。特にmicAutoやnaviAZといった分野のソフトウェア系エンジニアを募集しているようで、事業拡大に積極な姿勢が見て取れる。
例えば以下が同社の自動運転関連の求人案件だ。業務内容として、次世代自動運転車に搭載されるシステムを開発することなどが挙げられており、案件例としては「スマートフォンから車両操作を可能にするシステムのSDK開発」などが紹介されている。
▼自動運転車搭載システムの開発◆100%自社開発◆大手直取引|リクナビNEXT
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自動運転領域でミックウェアが今後どのような動きを見せてくるのか、引き続き注目していきたい。
【参考】関連記事としては「事業立ち上げコンサルなど!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2020年9月】 トヨタ、クニエ…」も参照。