パイオニア株式会社(本社:東京都文京区/代表取締役:森谷浩一)は2019年10月24日までに、スイスの大手再保険会社Swiss Reとテレマティクスサービス事業で協業すると発表した。サービス提供の開始は2020年初頭を目指しているという。
両社が提供するテレマティクスサービスは、運転手の安全運転を支援する役割を担うものだ。既にソリューションを開発済みで、リスク行動を保険料に反映させるSwiss Re社のテレマティクスアプリとパイオニアの車載IoTデバイスを連携させるなどし、以下の2点などが可能になるようだ。
- 個々の運転状況に合わせたリアルタイムな注意喚起・警告
- より精度の高い事故発生リスクの予測および高精度な衝撃検知、迅速な事故対応
今回の発表に際し、パイオニアの執行役員である種澤成治氏(モビリティーサービスカンパニー データソリューション事業統括グループ 統括部長)は「今後も、両社で高度なテレマティクス技術を駆使し、自動車事故と事故発生リスクの軽減に向けた取り組みを進めてまいります」と語っている。
一方でSwiss Re社のSebastiaan Bongers氏(Automotive & Mobility Solutions部門のトップ)は「今回のパイオニアとの協業により、事故再現が可能となる」と語った上で、「衝撃検知、FNOL(初期事故受付)や迅速な請求処理の改善などに対応した車載機器の提供が可能となります」と述べている。
【参考】関連記事としては「自動車における「テレマティクス」とは?コネクテッド化で市場拡大」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 25, 2019