IT(情報通信)ソリューション事業などを手掛ける日本システムウエア株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役執行役員社長:多田尚二)=NSW=は2019年10月7日、自動運転機能やADAS(先進運転支援システム)機能を後付けで追加可能な汎用制御ユニットの提供を、同日から開始したと発表した。
既に車両に搭載されている走行装置に取り付けることで、自動運転機能などを追加することが可能になるようだ。取り付け対象は農業機械や建設機械、無人搬送車(AGV)などで、同社は「走行ルートやエリアの指定、障害物検知、物体認識などを容易に実現することが可能」と説明している。
この制御ユニットは、「自動運転の目」とも呼ばれるLiDAR(ライダー)センサーやGPS(全地球測位システム)、カメラ、ミリ波レーダーなどと連携することで、ユニットを取り付けた車体の周辺情報の検知や自己位置の推定が可能になるという。
例えば運送ルートを固定できない建設現場などにおいても、無人運搬車の自動運転が可能になるようだ。同社はこのユニットの車体への取り付けで、あらかじめ定められたルートを自律走行する警備ロボットとして機能させることも可能だと説明している。
詳しくはNSWの専用ページ「自動運転・ADAS用外付制御ユニット」からも確認できる。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。
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