自動運転スタートアップの株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市/代表者:武田一哉)は2019年6月21日、自動運転AI(人工知能)の学習に必要となる画像データや3次元点群データのラベリングツール「オートマンツール(Automan Tools)」を、東京大学などと共同でオープンソースとして公開したことを発表した。
オートマンツールは、ティアフォー社が提供する自動運転AI学習サービス「オートマン(Automan)」における「認識対象の物体クラスのラベルを付加する」という機能をオープンソース化する形で提供される。
無償でダウンロードすることが可能で、同社は「利用者は『オートマン』が提供するラベリング機能を自身で改良できるようになり、様々なラベリング機能を短期間で開発できるようになります」としている。
発表によれば、オートマンツールの機能の一部は経財産業省が2018年度に主催した「AIエッジコンテスト」などの国内の政府系事業のデータセット作成において、既に利用実績があるという。
【参考】関連記事としては「オープンソースの自動運転OS「Autoware」普及へ国際業界団体設立 ティアフォー主導の「Autoware Foundation」」も参照。
グーグルも脅かす無償の"日の丸"自動運転OS、遂にアライアンス化 普及加速へ半導体大手アームやトヨタ系TRI-ADなど参画 https://t.co/IS6FJPDLsG @jidountenlab #ティアフォー #自動運転OS #Autoware
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 9, 2018