物流企業にとっての一丁目一番地は、もはや仕分け作業や配送作業に自動運転技術を導入することだといっても過言ではない。人手不足が深刻な日本ではもちろんのこと、世界で唯一100兆円規模の物流市場を抱える中国においてもだ。
2019年2月、アリババ傘下の物流会社である「菜鳥網絡(Cainiao Network)」が、中国・成都市で自動運転パークの稼働を開始した。この施設では無人の物流車が作業の主役で、クラウドサーバーからの指令によって倉庫業務の大部分を担うようだ。
敷地面積は20万平方メートルだという(東京ドームの面積が4万6755平方メートルなので、自動運転パークの広さは東京ドーム約4個分だ)。成都市に開設した自動運転パークで無人化のノウハウが蓄積されれば、同社は恐らく広大な中国の各主要拠点に同様の施設を建設していくだろう。
先日は物流世界大手のフェデックス(FedEx)も自動運転配送ロボットを発表したばかり。アマゾンもその少し前に同様のコンセプトのロボットの実証実験を開始している。物流業界の動きから目が離せない状況が続く。
【参考】関連記事としては「物流世界最大手のフェデックス、自動運転配達ロボを発表」も参照。
セグウェイ開発者、物流世界大手FedExと自動運転配達ロボットを開発 https://t.co/hgdI4pt69Z @jidountenlab #FedEx #自動運転 #配達ロボット
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) March 7, 2019