自動運転技術を開発する欧米の自動車メーカーや自動車部品メーカーら11社が、自動運転と安全に関する「SAFETY FIRST FOR AUTOMATED DRIVING」(英語版)というホワイトペーパー(白書)を共同で作成し、2019年7月2日、インターネット上で公開した。
自動運転レベル3(条件付き運転自動化)とレベル4(高度運転自動化)をカバーするもので、システムの信頼性・透明性や安全、責任、セキュリティなどに関して記載されている。
11社は下記の通りだ。欧米の企業に加え、中国の百度(バイドゥ)が参加しているが、日本の企業は含まれておらず、その背景も気になるところだ。米自動車メーカーのGMやテスラなども含まれておらず、基本的には欧州の企業が中心という印象だ。
- Aptiv(アメリカの自動車部品メーカー大手)
- Audi(ドイツの自動車メーカー大手)
- Baidu(中国のネット検索大手 ※自動運転技術を開発)
- BMW(ドイツの自動車メーカー大手)
- Continental(ドイツの自動車部品メーカー大手)
- Daimler(ドイツの自動車メーカー大手)
- Fiat Chrysler Automobiles(欧米自動車メーカー大手)
- HERE(欧州地図大手)
- Infineon(ドイツの半導体メーカー大手)
- Intel(アメリカのIT大手)
- VW(ドイツの自動車メーカー大手)
ホワイトペーパーは「https://www.daimler.com/documents/innovation/other/safety-first-for-automated-driving.pdf」(リンク先:ダイムラー社サーバー)などのリンクからダウンロード可能だ。ホワイトペーパーは157ページ構成で、全8章で構成されている。
【参考】関連記事としては「限定地域での自動運転旅客運送、バスやタクシーのガイドラインを発表 国土交通省」も参照。