コネクテッドカーのサービス開発で協業発表 NTTドコモと仏部品大手ヴァレオ

次世代サービスに自動運転業界が注目



自動運転やコネクテッドカー技術を提供する部品サプライヤーの仏ヴァレオグループ(本社・パリ/ジャック・アシェンブロワ代表)は2018年4月12日、日本の株式会社NTTドコモ(本社・東京都千代田区/代表取締役・吉澤和弘)と、コネクテッドカービジネスのサービス開発や展開において協業することを明らかにした。


取り組み開始は4月13日付。両社の強みをそれぞれ活かして、コネクテッドカーの技術開発に取り組んでいきたい考え。コネクテッドカーで開発された技術は完全自動運転の実現にも大きく貢献することが期待されており、新たにスタートするNTTドコモと仏ヴァレオの取り組みに対する自動運転業界からの注目度は高い。

ドコモはあらゆるものがインターネットでつながる「IoT」向けの通信技術や第5世代移動通信方式(5G)などのネットワーク分野に強く、ヴァレオは電動化や自動運転などの先進技術などで革新的な取り組みを発表し続けている。

報道発表によると、具体的には①コネクテッドカー向け通信サービスと車載機器の提供②5G/V2X(※車に備えられる通信技術を総称した呼び方)時代を見据えた次世代モビリティサービスの開発③スマートフォンを活用した車両向けデジタルサービスの提供④車載機器をコントロールするソリューションの開発・提供などのサービス領域—に主に取り組んでいくという。

【参考】今回の両社の協業に関する詳しい内容については、ヴォレオ社の公式ウェブサイト内で公表している「プレスリリース」で確認できる。



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