完全無人の自動運転車は「人」だけではなく「モノ」も運ぶためにも使える。車両に人が同乗しないことで人件費の抑制につながる。特に日本のような労働力不足が深刻化している先進国では、自動運転の大型車やトラックによる無人配送の実現が待たれるところだ。
こうした中、Google(グーグル)系の自動運転開発会社であるWaymo(ウェイモ)が、米アリゾナ州で自動運転タクシーとして使っている車両を活用し、自動車パーツの配送サービスの取り組みに着手したことが明らかになった。当面はB2B(企業間取引)における自動車部品の配送を担う計画のようだ。
しばらくは「人」の輸送と「モノ」の輸送は分けて取り組むものとみられるが、将来的には、日本でも一部のタクシー会社やバス会社などが取り組んでいる「貨客混載」がウェイモの自動運転車でもスタートすることが予想される。そうなれば自動運転車の活用効率は高まり、マネタイズにも大きく貢献しそうだ。
【参考】関連記事としては「自動運転車による無人宅配サービス、実現までの8つのシナリオ」も。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 16, 2019